ファイル共有ソフト「Winny」(ウィニー)によるファイル流出が度々問題になっています。
実際にWinnyによるファイル流出が原因で個人で撮影していた「恋人同士の夜の生活」の写真がネット上で話題になり、大手メーカーをクビになった人もいます。
「ファイル流出」によって職を失ってしまった人の話もあります。
現実世界なら、顔が見えますから、どこかでブレーキがかかりますが、ネット上の騒ぎは顔も名前も出ないので、現実世界以上に好奇心などのブレーキが効かない面もあり、必要以上に大きくなりがちです。
私が前の会社にいた時もこっそりとファイル交換ソフトを社内のパソコンに無断でインストールしていた事が原因でウィルス感染の被害にあった事を書きました。
「コンピュータウィルス感染の痛い経験」
http://airoboform.seesaa.net/article/109343385.html
この原因は「Winny」(ウィニー)によるものでした。
Winnyを入れて、セキュリティを万全にする方法はありません。
Winny自体が構造的に欠陥を持っているためです。
このファイル共有ソフトの脆弱性はISDN回線からADSL回線に変わり始めた頃に出回り始めました。
私自身、一度、実験的に使いましたが、不透明なプログラムだと感じ、絶対に使ってはならないと直感しました。
脆弱性はその後、だんだんと明らかになりました。
制作者による修正プログラムも発表されていましたが、とりあえずとりつくろうレベルで実際の脆弱性を修正する事は不可能でした。
制作者が逮捕されましたが、当時は「ファイル共有ソフトは違法ではない」「使用は問題はない」とする話もありましたが、法律では対応できず、相次ぐ問題に危機感を持った警察が苦肉の策として、著作権の問題を振りかざして、抑えたのだと思います。
制作者が逮捕され、裁判で判決が出たにも関わらず、問題が後を絶ちません。
問題になるのは
「タダでモノを得たい」
という欲だと思います。
私がWinnyの禁止で対応した時も、この社員とは何度も衝突しました。
何度もファイル共有ソフトを使うと怖い事になるから止めろと強く言っても聞きませんでした。
ああいえばこういう、そんな状態でした。
ウィルス感染の被害にあった時も損害賠償の可能性が出たのですが、当人も事の重大性にようやく気づき、詫びてきて、会社のPCでは一切使わない事を誓いました。
しかし、その後は明らかにメールアドレス設定ファイル?が流出したと思われ、ウィルスによってメールアドレスが流出して、不明な添付ファイルつきのメールが毎月頻繁に届くようになっていました。
道義上、そんなファイルを受け取るわけにはいかないので、私が職権で速やかに消すように対応していましたが、タイトルをチェックすると売り上げのファイルとか、会議議事録のファイルなどでした。
最初はその会社に連絡していたのですが、もう放置するしかなくなりました。中小企業が大半であり、あきらかにセキュリティ対策が出来ていないところばかりでした。
仕事のデータは社外に持ち出さない、仕事用のPCは会社が貸与する、もちろんパスワードだけじゃなくて何重のセキュリティで!という話もありますが、それだけは不可能です。
最終的には1人1人の意識が問題になります。
こればかりはセキュリティといった対応では限界もあり、できません。
当人が「タダで情報を得たい」「タダで得たい」という欲があれば、不可能です。
むろん手段を講ずればできない事はないでしょうが、コストが増大して、大規模な会社はともかく、中小企業、そして個人の自宅のPCまで強制する事はできません。
「お金がもったいない」とばかりに、本来ならお金を支払うべきものをタダで済ませようとするさもしい根性であれば、いずれは大切な信用まで失いかねません。
付け加えて言えば、「タダでモノを得たい」というさもしい根性がどん欲であれば、お金を大切にしているつもりでも、どこかでお金が出てしまうのでお金も貯まらないし、信用もつきません。
ファイル共有ソフトの裏の姿をきちんと知り、「絶対に使わない」と全社員が一致して決めない限り、コンピュータだけの対策をもっても対応する事はできません。
「タダより高い物はない」
ですね。
必要以上に不安がる必要はありませんが、無視してもいけません。
現実の問題をしっかりと見てしていきましょう。
ロボフォームのススメ
> インターネットセキュリティ > Winnyを使わせるな!
2009年01月16日
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